乱暴者と言われているが

 1m以上接近すると攻撃を仕掛けてくると言われている乱暴者スズメバチ。勇猛果敢に接近を試みました。これで刺されでもしたらマヌケの証明ですが、ゆっくり近付くと案外大人しいものです。時々、羽を持ち上げて威嚇しますが接近を中止すればまた羽を下げて落ち着きます。 この際どこまで接近出来るかレンズのヘリコイドをいっぱいに延ばして撮ったのが上の写真です。このハチがたまたま穏やかな性格の持ち主だったわけで、やはり無謀な接近は危険なのでお勧めできません。 このハチに刺されると、チクッではなく千枚とおしでブスッと言った具合です。ただし、あまりにも用心し過ぎて手で払ったりしますと攻撃して来ますので、例えば肩に留まっても慌てず飛び立つまでひたすら動かないでいる事です。これが言うはやすしなかなか勇気のいる事なのですが。 一匹が攻撃をしかけると攻撃フェロモンが出て、仲間が一斉に襲ってくる、スズメバチ独特の恐ろしい性格も持っています。 工房の窓を開け放して作業していますと、木工機械のモーター音に反応して何匹も寄って来ます。どうも仲間がいると勘違いするのでしょうか。最初の頃は恐ろしくて大慌てで逃げ出していました。そして撃退の武器を色々と考案しましたが決定的がないまま、このところ腕に留まっても全く気にならなくなり共存しています。慣れとは恐ろしいものです。